2014/01/16

レッドホリック

 最近なぜかい物ばかりに目が行ってしまい、いいなと思って手に取る物が全てなのでコートもバッグもイヤフォンに至ってもがい。
もともと差し色にを入れるのは好きなんだけど、もうそんなレベルを超えてまるで熟れたトマトのようにどんどんくなって自分でもヤバいなという意識はあるんだけど、ショップで服を選んでいても無意識にいアイテムのところで手が留まっていたりしてハッとする。

 昔、 美輪明宏が全身を紫でコーディネイトして街頭を練り歩いたら石を投げ付けられたというエピソードがあるが、今、確実にそういうものになりかけている。

 何が僕をそうさせるのか?何が僕をく染め上げるのか?

  色彩心理学によるとはエネルギーや生命力、活力、 興奮や攻撃を表し、食欲増進などの作用があるそうで、ファストフード店の看板などにが多く使われるのも、還暦にいちゃんちゃんこを着るのも、こういった効能があるかららしい。
心理学というと何だか形のない曖昧な感じがするけど、刑務所の壁を朗らかなピンク色にするだけで囚人の暴動が激減した例もあってなかなか興味深い。

 要するに、僕は今ちゃんちゃんこを着せられた老人なのである。
自分自身でエネルギーを作り出す事が出来ず色彩の力に頼る他ない、気力体力共に衰弱した搾りカスのような状態。
それでも強く生きたいと思って本能的にい色を選ぶ。

 たとえ石を投げつけられようと、それで頭から血を流せばもっとくなっていいじゃん。