もともと差し色に赤を入れるのは好きなんだけど、 もうそんなレベルを超えてまるで熟れたトマトのようにどんどん赤 くなって自分でもヤバいなという意識はあるんだけど、 ショップで服を選んでいても無意識に赤いアイテムのところで手が 留まっていたりしてハッとする。
昔、 美輪明宏が全身を紫でコーディネイトして街頭を練り歩いたら石を 投げ付けられたというエピソードがあるが、今、 確実にそういうものになりかけている。
何が僕をそうさせるのか?何が僕を赤く染め上げるのか?
色彩心理学によると赤はエネルギーや生命力、活力、 興奮や攻撃を表し、食欲増進などの作用があるそうで、 ファストフード店の看板などに赤が多く使われるのも、還暦に赤いち ゃんちゃんこを着るのも、こういった効能があるかららしい。
心理学というと何だか形のない曖昧な感じがするけど、 刑務所の壁を朗らかなピンク色にするだけで囚人の暴動が激減した 例もあってなかなか興味深い。
要するに、僕は今ちゃんちゃんこを着せられた老人なのである。
自分自身でエネルギーを作り出す事が出来ず色彩の力に頼る他ない 、気力体力共に衰弱した搾りカスのような状態。
それでも強く生きたいと思って本能的に赤い色を選ぶ。
たとえ石を投げつけられようと、それで頭から血を流せばもっと赤くなっていいじゃん。
昔、
何が僕をそうさせるのか?何が僕を赤く染め上げるのか?
色彩心理学によると赤はエネルギーや生命力、活力、
心理学というと何だか形のない曖昧な感じがするけど、
要するに、僕は今ちゃんちゃんこを着せられた老人なのである。
自分自身でエネルギーを作り出す事が出来ず色彩の力に頼る他ない
それでも強く生きたいと思って本能的に赤い色を選ぶ。
たとえ石を投げつけられようと、それで頭から血を流せばもっと赤くなっていいじゃん。